長めの切れ端

チラシの裏 (open)

色の力 (ジャン=ガブリエル・コース)

色の力 消費行動から性的欲求まで、人を動かす色の使い方

色の力 消費行動から性的欲求まで、人を動かす色の使い方

心理学とか人間工学とか、そっちの方面をメインに色を解説・紹介している本でした。 より工学的な、数学を使うような話は全くないので、トリビアとしても、色の配分を考えるにしても、比較的読み易い本だと思います。

睡眠薬は青色だと効果が増しやすい、中国人男性は緑色の帽子を決して被らない、室内の光は明るいほど作業効率が増す、白を無計画に多用するのは勿体無い、といった感じの色の使い方に触れられています。
この本を一通り読んだ後だと、日常での諸々の配色を、それまでとは違った観点から意識できそうです。

この本の著者はフランス人の方ですが、世界各国による違いなんかも要所要所で書かれています。日本も室内光について触れられています。
参考文献欄には論文や本が並んでおり、情報の信頼性も高いように見受けられます。
…ですが、

色覚異常は、男性の 0.4% 、女性の 8% に見られるといわれる

この一文は疑問です。この本でも直後に述べられている通り、色覚異常 (赤緑色弱) の場合は、 Y 染色体が原因となっている場合が殆どのはずなので、 XY の男性よりYY の女性の方が割合が高い、ということは起こり得るのでしょうか…?
この記述は訳者のミスでしょうか。原著が英語でもなさそうなので、確認は私にはできそうにありませんが。。。

索引のある本ではないですが、色ごとの各国でのイメージは末部分に簡潔に列挙されているので、辞書的な使い方もできなくはない…かもしれません。それならググったほうが早いでしょうが。

無彩色でなく、好きな色を好きに使って、合わなければ変えれば良いじゃない、って纏め方になっているのも面白いです。

インターネットが壊した「こころ」と「言葉」

タイトルが反現代って感じでなんとなく目についたので読んでみました。
精神科医がインターネットの普及に対して感じた違和感について書かれている本です。
出版は 2011 年なので、既に YouTubeFacebookTwitter も普及していたタイミング…だったと思います。

現代人は「待てなくなった」「長文が扱えなくなった」「著作権に代表されるように、権利が侵害されがちになった」などの胃が痛くなる指摘に対して、自分も考えなくてはならないなあと感じるには十分な内容でした。
また、某 SNS を例として、最初は単に内輪を盛り上げるために、コンテンツをインターネットを介して提供していたとしても、規模が大きくなって収益が必要になってしまい、結局最初の目的は失われてしまうと書かれていたのも印象的です。

自分も昨今は L*NE のようなチャット形式でばかりやりとりしているので、長い文章の取り扱いはわかりません。
でもこういう文章を書いていると、やっぱり自分の作文力も不十分だよなあと思ってしまいますね。

江川海岸撮影記

千葉県木更津市の江川海岸に出かけてきました.
電柱が海中から生えている場所として, それなりに有名 (だと思う) 場所です. アクアラインからも近く, 車が前提とはいえ, アクセスもさほど悪くありません. f:id:mmd6450:20160529000552j:plain

ウユニ塩湖のように, 人を反射させて撮りたい ! と考えてしまいますが, 海には立ち寄れませんので不可能でした. そのため, 柵の向こうからどうにか撮影しなくてはなりません.
また, 西側を向いている海岸なので, 沈みゆく太陽と海中から生える電柱を同時に ! とも思ってましたが, 少なくとも 5 月下旬の時点では, 方向は重なりませんでした.
とは言え, 江川海岸と太陽はバッチリの方向なので, 夕陽 * 海の写真は天候次第では容易に撮影できます.
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感じた注意点としては, 以下のものがありました :

  • 当然ながら, 満潮 / 干潮で条件が大きく異なる.
  • 潮干狩り期間中に解放される電柱に近い側の駐車場は, 17:00 を目処に閉鎖される.
    • 奥の駐車場は仕様可能.
  • 夜間は街灯が少なく, 明かりが必須となる.
  • 潮干狩り時間外は付近数 km にトイレがない ?
  • 少しだけ長めの雑草が生えているところを歩くので, 綺麗なズボンや靴は避けた方が良さそう.

夜は対岸にそびえる川崎の工場夜景とのコラボレーションも狙えますが, 距離があるので冬の透き通った空気でないと難しいと思います.
工場夜景 * 星空 * 満潮 * 電柱とか撮ってみたいですが, そのチャンスはあるのでしょうか...

江川海岸には, その付近にもいくつか撮影の名所となりうる場所があります. いずれも駐車場があるので, 余った時間を潰すのにも, 帰りを惜しむのにも使えそうです.

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D600 を二年間使った後に D750 を一年弱使っての所感

題名の通りです.

Nikon デジタル一眼レフカメラ D600 ボディー D600

Nikon デジタル一眼レフカメラ D600 ボディー D600

2013 年の春から D600 を, 2015 年の春から D750 をそれぞれほどほどに使用したので, その所感を抜き出してみます.
使用用途はスナップ, 風景, 植物, たまにイベントといったところです. あまり激しい撮影は行っていないと思います.
以下, 長短所は D600 との比較によります.

D750 の長所

  • チルト式液晶がやっぱり便利
    • 三脚使用時にも便利
  • ファインダー内表示が明るい
  • ファインダー内に露出情報と水準器を同時に表示可能
  • AF 範囲, 点数が改善されている
  • 暗所での AF 性能が高い
    • グループ AF でさらに改善される
  • jpeg の高感度ノイズが少ない
  • ピクチャーコントロールにおいて, 明瞭度を操作可能
  • ピクチャーコントロール "フラット" が使用可能
  • 連写が秒間 1 コマほど高速
  • ボタンひとつで撮影画像の等倍表示が可能
  • 握り易い
  • ホントに若干だけ軽い

D750 の短所

  • 背面液晶の輝度の自動調整が不可能
  • ファインダー内水準器が光らないので, 場合によっては D600 に劣る
  • 右肩部の液晶に表示される情報が減っている
    • 個人的にはほぼ影響なし
  • ファインダー内の AF 枠が盛られている
    • 実際には反周りほど狭い
  • リモコン使用がモードダイヤル下では選択できず, info ボタンを押す必要がある

D750 の改善された箇所は操作性周りが多く, RAW の画質だけを比較するならば, 特別な差はないように感じました.
とはいえども, 愛機の使い心地は非常に重要なことなので, 個人的には D750 の満足度は高いです.

モードダイヤルや角形ファインダーが上級機のように改良されたなら, さらに満足度が高くなるのでしょうね.

作ることで学ぶ -Maker を育てる新しい教育のメソッド

作ることで学ぶ ―Makerを育てる新しい教育のメソッド (Make:Japan Books)

作ることで学ぶ ―Makerを育てる新しい教育のメソッド (Make:Japan Books)

(100 ページくらい) 読みました. 残りはまとまった時間が取れたなら.
環境を整えてやって, 強すぎる制約を与えなければ, 参加者は自然と考えて学習する, メーカーとなっていく, という雰囲気の本でした (多分).

私が読んだ範囲では, 例えば以下の文がこの本を象徴していると思います :

  • もしそれを開けることができなければ、本当にそれを所有していることにならない
  • テクノロジーとは、あなたが生まれたときに存在していなかったものすべてだ (アラン・ケイ)
  • 遊びの対局にあるのは憂鬱 (スチュアート・ブラウン)