長めの切れ端

チラシの裏 (open)

インターネットが壊した「こころ」と「言葉」

タイトルが反現代って感じでなんとなく目についたので読んでみました。
精神科医がインターネットの普及に対して感じた違和感について書かれている本です。
出版は 2011 年なので、既に YouTubeFacebookTwitter も普及していたタイミング…だったと思います。

現代人は「待てなくなった」「長文が扱えなくなった」「著作権に代表されるように、権利が侵害されがちになった」などの胃が痛くなる指摘に対して、自分も考えなくてはならないなあと感じるには十分な内容でした。
また、某 SNS を例として、最初は単に内輪を盛り上げるために、コンテンツをインターネットを介して提供していたとしても、規模が大きくなって収益が必要になってしまい、結局最初の目的は失われてしまうと書かれていたのも印象的です。

自分も昨今は L*NE のようなチャット形式でばかりやりとりしているので、長い文章の取り扱いはわかりません。
でもこういう文章を書いていると、やっぱり自分の作文力も不十分だよなあと思ってしまいますね。